2007年12月10日
お菊地蔵菩薩
窓譽寺と本堂
寺町通りにある窓譽寺は、伝統と格式ある由緒あるお寺です。
この窓譽寺本堂(右)裏に「お菊地蔵菩薩」があります。
菩薩の傍の掲示板には
「怪談番丁皿屋敷」でお菊が数えた皿がこの寺に秘蔵されています。お菊の亡霊に責めさいなまれた青山主膳は、紀州に住む伯母を通じて、この寺に皿を預け、お菊の済度をしたところ騒動は収まったと伝えられています。」
とある。お菊地蔵には、いつもきれいなお花が供えられています。
曹洞宗「 窓譽寺」山門と境内
私たちが子供の頃から聞かされていた「怪談播州皿屋敷」は、姫路城を舞台にした物語としてあまりにも有名な怪談話でした。
「一枚、二枚、三枚、・・・・・・・・・・・・・・九枚」
すすり泣きながら、皿を数えるお菊の悲しげな声、毎夜、深夜になると井戸の底から、何回数えても一枚足りない皿。姫路城の乗っ取り争いに巻き込まれて、非業の死を遂げ井戸に投げ込まれたお菊。
姫路城内には、「お菊井戸」があると聞いていましたが、和歌山にもこの物語にまつわる皿や地蔵があることはあまり知られていないよう。
窓譽寺の境内には、梵鐘や千手観音像等があります・、
Posted by jiiyasan at
18:45
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