2008年03月03日

雛流し

 雛流し(加太淡島神社)     
     
春を呼ぶ伝統行事の雛流しが、今年も3月3日(月)加太淡島神社で大勢の人を集めて行われました。折からの黄砂で煙ぶる紀伊水道に、3隻の木船に積まれた雛人形は沢山の人に見送られて流されました
 (写真は本殿にズラリと並べられた雛さん。約3万6千体あるとのこと)



 当日、正午から神主さんによるお祓いの神事ののち、巫女さんによって参詣者からの願い事が書かれた人形(ひとがた)と雛さんが3隻の舟に乗せられ、参拝者たちに担がれて海岸へ向かいました。
 掛声などは一切ない、人形たちへの思いをかみしめて行われる静かな行事でした。、
(誰でも飛び入りで担ぐことができるそうだ)




桟橋に到着した人形たちは神主さんの供養を受けた後、沖に引きだされました。



 園児たちや大勢の人に見送られて、人形の乗った木舟は静かに沖に向かいました。
 (追記:最近は、環境問題もあって舟は途中から引き上げられて、海辺で焼却されるとのこと。)  


Posted by jiiyasan at 22:47Comments(6)